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概説 |
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振動を捕まえるツールが振動検出器です。様々な振動の特徴や性質に応じて最適な振動検出器が必要であり、
その要求にに応えるツールが加速度検出器です。
振動試験器の使用範囲は、地震波・構造物、機械振動等と多岐に渡った加速度信号を扱っており、
そのため目的に応じて複数の加速度検出器を使い分けます。
代表的なものでは、地震波・構造物のような長周期・低周波数ではサーボ加速度検出器を、
また高周波・高加速度には圧電型加速度検出器を使用し、どちらとも特徴を生かした最適な検出器を提供しています。
サンエスの提供する加速度検出器は、広いダイナミックレンジ・高安定度・長期にわたる信頼性が特徴です。
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機種別仕様一覧 >> |
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サーボ型加速度検出器 V405-BR |
構造は振子とサーボアンプとで構成されており、振子を平衡状態に保とうとするフィードバック構造になっています。
この平衡状態を保つために電気回路に供給される電流は加速度に比例した値となり、電気信号が出力されます。
フィードバック方式の構造のため、直流成分から低加速度レベルの振動を高精度(数m/s2以下)に捉えることできることが特徴です。
電源供給が必要であるため、前置電力増幅器が必要になります。
外装にはコネクタ出力付きの防滴ケースを採用しています。
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サーボ型加速度検出器 V405-BR |
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プリアンプ内蔵 圧電型加速度検出器 |
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圧電型加速度検出器 B21SG / P51C |
圧電型加速度センサーは、圧電素子に力が加わって歪が生じると電荷を発生する原理を利用したもので、幅広い分野で使用されています。
・広帯域の周波数範囲の測定が可能。
・電荷応答型のため静的感度を持たない。
・外部電源不要。
・小型、軽量。
こちらの加速度検出器はIEPE内蔵型でないため、外部アンプが必要になります。
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圧電型加速度検出器 P51C |
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サーボ型加速度検出器用プリアンプ PA シリーズ |
本前置増幅器は、サーボ型加速度検出器(V405-BR)に必要な直流電源を供給し、検出器からの信号を電圧増幅を行い正規化した信号を発信します。
PAシリーズは一般に普及型と高感度タイプの2種類を用意しており、PA-610は普及型タイプで、小型軽量で加速度信号を感度選択スイッチにより98m/s2と9.8m/s2の10Vに切換えて出力します。
PA-9102は高感度、加速度 / 変位信号切換、2チャンネルタイプで、感度切換スイッチにより加速度は0.49m/s2と0.049m/s2の10V、変位信号は2mm/10Vと0.2mm/10Vを出力します。
PA-632ALはPA-610とPA-9102が内蔵されていて、X,Y,Z 3軸システムの一般的制御とX,Y軸の長周期振動(0.1Hz~)に使用します。
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PA-610(上) PA-9102(下) |
PA-632AL |
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サーボ型加速度検出器 |
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加速度検出器用プリアンンプ |
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圧電型加速度検出器 |
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