本システムは住宅の動的耐震性能を簡単に診断し、地震発生時に於ける建物の応答特性を瞬時に調べることができます。 構成として、制御部(ノートパソコン、リアルタイム振動解析装置)、電力増幅器、起振器、前置増幅器、 加速度センサー(最大7個)になり、駆動電源はAC100V 15Aで動作可能です。 装置をセットしたのち、制御用ノートPCのソフトウェアで試験条件を設定、もしくは呼び出して起振器を動かします。 測定項目として、共振点、減衰、伝達、各センサーのスペクトル、さらにデータの記録も可能で、測定されたデータは 検査終了時に制御用ノートPCのモニター上にグラフ表示され、その場で測定データを確認することが可能です。 住宅モデル、既存住宅、展示会等、現場での測定が容易にできるよう必要なすべての装置に収納ケースが付属しており、 多数の住宅メーカー、学校関係、官庁関係、民間研究機関等の幅広く採用されています。